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通信教育により福祉を学ぶ喜びを

通信教育科長 木戸 宜子

社会情勢の急激な変化の中で、人びととともに暮らしを守り、社会を支える福祉実践の展開が期待されています。福祉専門職は、福祉の価値と専門性、実践力を備えることが必要です。様々な人びと、多分野の専門職らと連携協働しながら、地域共生社会の実現に向けた取り組みを進めていくことが求められています。

日本社会事業大学の建学の精神は、「忘我友愛」(博愛の精神に基づく社会貢献)、「窮理窮行」(社会福祉の理論を窮め、社会福祉実践を常に大切にすること)、「平和共生」(異なる文化、異なる民族、異なる国籍の人々と共に生きる社会の創出)であり、それを体現できる人材の養成教育です。

日本社会事業大学通信教育科は日本社会事業学校を源流とし、社会福祉主事養成課程(平成11年4月開設)、社会福祉士一般養成課程(平成12年4月開設)、同短期養成課程(平成27年4月開講)、精神保健福祉士短期養成課程(平成13年4月開設)の4課程を設置しています。本通信教育科を修了した学生数は約2万名にのぼり、9割を超える高い修了率と、社会福祉士ならびに精神保健福祉士養成課程では高い国家試験合格率を誇っています。また、社会福祉士ならびに精神保健福祉士を取得した後には、福祉専門職大学院である日本社会事業大学大学院福祉マネジメント研究科へのステップアップの道も開かれています。

社会福祉の実践では、様々な困難な課題に直面することが多くあります。資格取得につながる本学の学びの中で、そうした課題に向き合う力を一つ一つ積み重ねていくことが、福祉専門職としてのキャリアを継続していく上での大きな力になると信じています。通信教育科に入学された皆様が、本学での入学を起点として、生涯にわたり学ぶことの喜びと皆様の目標達成がされることを願っております。

通信教育科長 木戸 宜子